こんにちは、BOZU@田舎もんです。
今回は前回に続き、コーヒーの嗜み方 ー挽き方編ーです。前回の焙煎編はこちらをクリック。
焙煎したコーヒー豆を挽く(細かく裁断する)にはミルやグラインダーを使います。
ミルもグラインダーも大きな意味では違いはありませんが、ミルはコーヒー豆を挽く道具全般(手動・電動を含む)を指すのに対し、グラインダーは電動で挽く道具ということになります。
粉の粒のサイズの違いが味に影響する繊細な一面が、コーヒーの奥深さを物語っています。
挽き方を大別すると、
- 粗挽き
- 中挽き
- 細挽き
- 極細挽き
があります。
1.粗挽きは、例えればザラメ糖サイズでコーヒープレスなどお湯に粉を浸透させる淹れ方と相性がよく、抽出に多少時間がかかります。酸味系が好みの方に適した挽き方です。
2.中挽きは、一般的なレギュラーコーヒーに適した挽き方で、ドリップコーヒーなどは中挽きで大丈夫です。丁度ザラメとグラニュー糖の中間程の粒子です。
3.細挽きは、ちょうどグラニュー糖程度の粒子で、苦味を楽しむのに適した挽き方です。
4.極細挽きは、グラニュー糖よりさらに細かくパウダー状の粒子で主にエスプレッソやカプチーノに適した挽き方です。エスプレッソやカプチーノ用に挽く場合は専用のグラインダーをおすすめします。
手動・電動問わず注意しなければいけないのが摩擦熱です。特に高速に回転する電動ミル(グラインダー)は、摩擦によって豆や粉が加熱されてしまいます。熱に冒された粉はコーヒーの命とも言える香りが飛んでしまい、仕上がりの雑味も多くなってしまいます。
あえて手動ミルで楽しむのもありですが、ちょっと手間と時間がかかるので電動のグラインダーをお使いの方は、一度に挽く量が多い場合(1、2杯程度なら不要)は、5秒程度で1度止めて、器具を振って熱を散らし、それを数回繰り返すなど工夫することで熱が抑えられ、粒子を均一に挽くことができると思います。
以上のようにコーヒーの味わいを大きく左右するのは、焙煎と挽き方です。焙煎はプロに任せるとして、挽き方にも最新の注意を払いましょう。
あと重要なのが抽出する際のお湯の温度と抽出速度です。詳しくは次回のー淹れ方編ーでかきますが、高温で淹れると苦味が強くなり、逆に低温で淹れると酸味が強くなります。
これらの関係を相関すると、以下の写真の通りになります(出所:枻出版社 coffee Complete)。

如何でしたでしょうか。コーヒーはたかが挽き方、されど挽き方です。愛情こめてコーヒー豆を挽いてくださいね。
次回は淹れ方について書いていきたいと思います。

