こんにちは、田舎もん坊主です。
一昨年のデータですが、東洋経済『都市データパック』編集部が毎年発表している住みよさランキングで我街「白山市」が堂々の1位に選ばれました。
今回は住人目線でその魅力をご紹介したいと思います。
まずは1位から25位までのランキングをご覧ください。

我が郷土の石川県白山市が、2位の東京都文京区と総合評価偏差値で130ポイント以上の差を付け堂々の第1位となりました。
これ自体住人である私も驚きの結果なんですが、さらに驚かされたのは北陸(石川・富山・福井)3県が25市区町村中11市町村ランキング(赤枠参照)されていることです。
指標は、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4指標での総合評価ですが、白山市の「快適度」は全国812市区町村中8位と上位にランクしているものの、その他の指標はさほど高くはありません。
ということは、全体のバランスの良さが好結果に繋がったと考えられます。
「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の大括りだけではわかりにくいのでもう少し詳細をみてみましょう。
A.安心度
- 人口当たり病院・一般診療所病床数(2017年10月):厚生労働省「医療施設調査」
- 老年人口当たり介護老人福祉・保健施設定員数(2017年10月):厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」
- 20~39歳女性人口当たり0~4歳児数(2018年1月):総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」【新】
- 子ども医療費助成(対象年齢・所得制限の有無)(2019年6月):東洋経済調べ
- 人口当たり刑法犯認知件数(2017年):各都道府県警察調べ
- 人口当たり交通事故件数(2017年):交通事故総合分析センター調べ
B.利便性
- 人口当たり小売販売額(2015年):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
- 人口当たり大規模小売店店舗面積(2018年):東洋経済「全国大型小売店総覧」
- 可住地面積当たり飲食料品小売事業所数(2016年6月):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
- 人口当たり飲食店数(2016年6月)総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
C.快適度
- 転出入人口比率(2015~2017年):総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 人口当たり財政歳出額 (2017年度):総務省「市町村別決算状況調」
- 水道料金(2019年6月):東洋経済調べ
- 汚水処理人口普及率(2018年3月):国土交通省、農林水産省、環境省調べ
- 都市計画区域人口当たり都市公園面積(2017年3月):国土交通省「都市公園整備水準調書」
- 気候(月平均最高・最低気温、日照時間)(1981~2010年):気象庁「メッシュ平年値データ」
D.富裕度
- 財政力指数(2017年度):総務省「市町村別決算状況調」
- 1事業所当たり売上高(2016年6月):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
- 納税義務者1人当たり所得(2017年):総務省「市町村税課税状況等の調」
- 1住宅当たり延べ床面積(2013年10月):総務省「住宅・土地統計調査」
- 持ち家世帯比率(2015年10月):総務省「国勢調査」
- 住宅地平均地価(2018年7月):国土交通省「都道府県地価調査」
■ランキングの対象
(出所)東洋経済オンライン
2019年6月上旬時点で、全国にある市と特別区(東京23区)が対象。特別区のうち、千代田区、中央区、港区の3区は対象から除外しており、812市区を対象としている。
■算出指標
「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの視点から、22のデータを用いて算出。
■算出方法
各指標について、平均値を50 とする偏差値を算出。すべての指標の偏差値を平均したものを「総合評価」としている。
各指標毎の結果の考察
安心度=6指標、利便性4指標、快適度=6指標、裕福度=6指標での偏差値の平均ということですが、快適度8位というのは住人から見ると何となく頷ける結果です。
白山市、野々市市、能美市は金沢市までの交通アクセスも良く、金沢市のベッドタウンとして発展してきた歴史があり、白山市の人口に関しては、2015年をピークにほぼ横這いの状況が続いています。
一方、県内最大の面積を誇る白山市には、白山国立公園や松任総合運動公園、樹木公園、パーク獅子吼など広大な公園が多いので、人口当たりの公園面積が高いのは容易に想像がつく。
確かに医療費や水道料金の安さも全国的に見て上位にランクしているらしいので、総合的に見て快適度が8位にランキングされたのはなるほどの結果でもあります。
その他の指標についても詳細はわからないのですが、順位だけ見れば相対的に高いことが総合順位1位に押し上げた要因と思われます。
あと、北陸地区が上位25中11市区町村を占めているのは、何ともコメントし難いのですが、共通して持ち家率の高さや共働き比率の高さ、人口あたりの犯罪率の低さなどが要因ではないかと推察できます。
ここからは住人目線での白山市の魅力をお伝えしたいと思います。
自然豊かな程よい田舎さ
白山市は南北に長く、海や山など自然豊かであることから地形的変化に富み、四季折々でさまざまなアウトドアを楽しむことができます。
夏は登山やキャンプ、バーベキュー、釣り、冬はスキー・スノーボードなどが楽しめる場所が多数あり、県外からのアクセスも多いです。
また、富士山、立山と並ぶ「日本三名山」のひとつで、白山市のシンボル的な存在である、霊峰「白山」を拝むことができ、白山の麓には日本全国に2,000社以上もある白山神社の総本山である「白山比咩(ひめ)神社」もあり、石川県随一のパワースポットとしても有名です。
私個人の一番の魅力は、田舎暮らしでありながら、隣接する金沢市の恩恵をすべて享受できるのところだろうと思ってます。
金沢市は北陸新幹線開業で全国有数の観光都市へと変貌し、もともと加賀百万石の城下町として伝承されてきた伝統文化と近代文化が調和したとても魅力高い街です。
また、海の幸や山の幸など食文化も根強い人気を誇ります。
そんな金沢市へのアクセスも良く、買い物や通勤に困ることのない白山市はとても恵まれた街だと思います。
以上のような恩恵を受けつつ、自然豊かで程よい田舎さが白山市の魅力と言えると思います。
脈々と受け継がれた伝統文化も豊富
我街白山市の旧鶴来町で毎年10月初旬に開催される祭り「ほうらい祭り」など脈々と受け継がれた伝統文化も豊富です。
「ほうらい祭り」とは、白山市鶴来地区にある金劔神社(きんけんじんじゃ)の秋季例大祭にともなって催される行列神事で、約800年前にその原形となるものが始まったと言われています。
1970年から、地元の商工会などの発案により、観光振興のため「ほうらい祭り」と通称するようになりました。
金劔宮(きんけんぐう)の神輿を先頭に、邪気を払う棒振りの役目を果たす獅子方と、神への感謝を表すために作られた武者などの人形の造り物から成る神輿渡御の行列が白山市鶴来地区(旧鶴来町の中心地区)を二日間掛けて練り歩く伝統的お祭りです(ウィキペディアより)。
「ほうらい祭り」以外にも、白峰地区の「雪だるままつり」や鳥越地区の「一向一揆まつり」、美川地区の「おかえり祭り」が有名です。
美味しい食文化
白山市には、お米をはじめ野菜、果物や水産物も豊富で、加賀野菜を扱うお店も多い。蕎麦畑が盛んであり美味しいお蕎麦のお店も多いです。
また、老舗の酒蔵も多く「萬歳楽」が有名な小堀酒造や、「手取川」が有名な吉田酒造、他にも車多酒造、菊姫、金谷酒造などがあります。
食のまち金沢の隣接ということもあり、多くの加賀料理を堪能できるのも大きな魅力です。
「住みよさランキング」の結果はさておいても、我町白山市はとても住みやすい田舎町だと実感しています。
都会の喧騒から離れ、是非一度白山市にお越しいただきたいと思います。
また、白山市は移住者の受け入れにも積極的なので、田舎暮らしに関心のある方は是非下記の白山市のホームページもご覧いただければと思います。
また下記の記事にて、さらなる白山市の魅力と田舎暮らしのおすすめポイントをまとめていますのであわせてご覧ください。
https://countryman.work/iitoko_hakusan/2021年06月16日に「住みよさランキング2021」のランキング結果が発表されましたので、速報をお伝えします。
まずは結果をご覧ください。




1位は、我が街白山市の隣町の野々市市が、2020年に引き続き2年連続「総合評価1位」になりました。
野々市市は石川県のほぼ中央に位置し、金沢市と白山市に囲まれた新興都市です。
金沢駅まで電車で7分の距離にあり、複数の大学が立地しています。
人口は5.3万人で若いファミリー世代を中心に増加が続いており、これらの要因がランキングに影響したと思われます。
ちなみに我が街白山市は6位という結果でした。
今回もトップ10の中に石川県の3市がランクインし、北陸勢が半分を占めています。
ということで北陸がいかに住みやすい地域であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
気は早いですが、来年のランキング結果が楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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