こんにちは、BOZU@田舎もんです。
いよいよ来週の6月22日(日本時間6月23日)アップル開発者向けカンファレンス「WWDC2020」が開催される。今年はコロナの影響で初のオンライン会議となる。
2020発表が噂される製品
今年もいくつかの新製品の発表が予想されているが、実際のところ開催されてみないとわからないが、主な予想をまとめると以下のとおりだ。
個人的には、久々のフルモデルチェンジとなる新型iMacが気になるところが、新型iMacはiPad Pro風のデザインで、Apple Pro Display XDRと似た狭いベゼルが採用されるようだ。
注目の基調講演の模様は、AppleのWebサイト、「Apple Developer」アプリ、Apple TV、YouTubeなどで配信され、誰でも無料で視聴できる。YouTubeでの配信は下記からご覧いただける。
「Macworld EXPO」を顧みる
以前はWWDCとは別に「Macworld EXPO」というアップルやサードパーティー、アップルフリークが一堂に会する業界イベントが開催されていたが、2009年を最後にAppleの不参加が表明され、その後開催が中止された。
私も1999年に開催された「Macworld Tokyo IN 幕張メッセ」に参加したことがある。当時アップルと仕事をする機会があったことからスティーブ・ジョブズの基調講演も観ることができた。
当時はジョブズがアップルに復帰して2年目で、業界の常識を覆すiMacやiBook、PowerMacG3などが発表された時期で、アップル復活の狼煙を上げた時期でもあった。
ジョブズの基調講演は、新たな時代の幕開けを感じさせる素晴らしいプレゼンテーションだった。これほど大衆を魅了するプレゼンテーションは見たこともなく、とにかく期待感というかワクワク感が半端なかった。「顧客のニーズに対応する」のではなく「新たに顧客のニーズを創り出す」という言葉がピッタリだろう。
当時はアップルのプロダクト戦略(デスクトップ、ポータブル、コンシューマー向け、プロ向けの4製品群)に基づき、顧客がついていけないくらい矢継ぎ早に新製品を世に送り出してきた。まさにジョブズの神業に他ならない。
当時の製品群はこんな感じだった。
まとめ
今年の「WWDC2020」は、少なくともここ数年の単なるモデルチェンジより、多少ワクワクできそうな新製品が登場しそうである。但し、上記で書いた2000年前後の勢いには遠く及ばないだろう。
今後のティム・クックを中心としたアップルに期待するのは「昔のアップルに戻って欲しい」とは言わないが、世の中に大きなインパクトを与える「新たに顧客のニーズを創り出す」製品をひとつでも多く輩出して欲しいと願うばかりである。