こんにちは、田舎もん坊主です。
私がブロガーというフリーランスの道を志したのは、今からちょうど1年前の2020年の12月のこと。
当初はパートの副業としてブログを書いていましたが、今ではブログをメインに不定期でアウトソーシングの仕事を生業にしています。
これまでの働き方と言えば、企業に属して働くサラリーマンや、個人でお店を経営する自営業が主流でした。
バブルの崩壊やリーマンショックなどもあって、フリーランスとして働く方が年々増加傾向にあります。
また、厚生労働省が、副業・兼業の促進に関するガイドラインを出すなど政府が副業を推進し出したことも後押しとなり、フリーランスとして働く副業がさらに注目されるようになりました。
一方で、副業を禁止している企業が依然多かったり、フリーランスの最低限の生活を保証する「セーフティネット」も、諸外国と比べまだまだ整備が進んでおらず、二の足を踏む方も多いという現状もあります。
今回は、ブロガーになって1年が経過し、今感じているフリーランスのメリットや、今後フリーランスはどうなっていくのかについて自分なりの考えをまとめてみました。
これから、本業や副業でフリーランサーを目指す方の参考になれば幸いです。
- 本業や副業でフリーランサーを目指している方
- フリーランスのメリットを知りたい方
- フリーランサーの生の声を聞いてみたい方

では、実際にフリーランスで働く人はどのようなメリットや魅力を感じているのでしょうか。
フリーランス2年目の私が感じている主なメリットをご紹介します。
私は約30年大手通信企業でサラリーマンとして働いてきました。
もちろんサラリーマンでも努力を重ねることで収入が増えるという点では共通しています。
但し、フリーランスの場合は、成果がそのまま収入(収益)に直結するので、「努力=収入」の構図をより実感することができます。
裏を返せば、努力しないとそのまま収入減に直結することになるので、体調を壊したりすることも考えると、とてもリスキーな職業とも言えます。
フリーランスはある程度経験を積むと自分の裁量で仕事内容や仕事量をコントロールすることができます。
例えば、もし受けたくない仕事の依頼があれば断ることもできますし、期限内に成果を出せるメドがあれば、休日も自由に設定することも可能です。
もちろん上司から嫌な仕事を依頼されることもありませんし、無駄な会議で体や時間を束縛されることもありません。
但し、これらはすべて自己責任という意味でもありますので、自己管理能力が問われる職業でもあります。
フリーランスはサラリーマンのような煩わしい人間関係は殆どありません。
とは言え、クライアントから仕事を受注してはじめて仕事ができるわけですから、人間関係を皆無にすることはできませんが、基本的には発注者と受注者の対等な関係です。
少なくともサラリーマンのように上司や同僚、取引先といった複雑な人間関係はないと考えていいでしょう。
特に私のようなアフィリエイトブロガーは、記事の依頼があれば別ですが、普通に自分のブログ記事をライティングするだけであれば煩わしい人間関係は皆無といえます。
アフィリエイトとは、インターネットを利用した広告プログラムの一種で、広告料で収入を得るブロガーはアフィリエイトブロガーと呼ばれる。
アフィリエイトブログの仕組みやメリットは下記の記事でまとめています。




フリーランサーの最大の魅力は、既に持っているスキルや経験をそのまま仕事に活かすことができ、仕事を通して自己実現を追求できるところです。
また、仮にスキルや経験が無かったとしても、子供の頃からの夢の実現に向けて、一から勉強してフリーランスになることも不可能ではありません。
ちなみにフリーランスと呼ばれている主な仕事には以下のようなものがあります。
- プログラマー
- エンジニア
- デザイナー
- ライター
- カメラマン
- コンサルタント
- コーディネーター
- ブロガー
- 漫画家
- Youtuber
かなり大括りですが、これら以外にも実にたくさんの仕事があります。
是非自分に合った仕事を見つけるようにしてください。
以上、フリーランスの代表的なメリットをご紹介しましたが、整理すると下記のとおりです。
- 努力が収入に反映される
- 自分の裁量で仕事ができる
- 煩わしい人間関係が少ない
- 自己実現を追求できる
フリーランスという働き方はもちろんメリットばかりではありません。
当然ながらデメリットもありますが、果たしてどのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 収入が安定しない
- スキルと営業力が必要
- 孤独を感じやすい
デメリットは、メリットでご紹介した内容と裏腹ですが、体調が収入を左右したり、自己管理能力が必要になるなど注意すべき点も多いのがフリーランスなのです。




ここからはなぜ私がフリーランサーを志すようになったのかをご紹介します。
どうして私がフリーランスという職業を選んだかというと、1番の理由は「人と競争するのが苦手」だったからです。
私は地元の高校を卒業後、大手通信会社に就職し30年以上サラリーマンとして働いてきました。
働きはじめた頃はまだかろうじて昭和でしたので、皆がとてもフレンドリーで、このまま定年退職まで働くんだろうなあと思っていました。
平成に入っても、しばらくはそんな雰囲気は持続していましたが、あれよあれよという間に成果主義が導入され始めたのです。
必然的に上司にはご機嫌を取るようになり、同僚はライバルに変わってしまいました。
ここでは成果主義の賛否は書きませんが、私にとって成果主義の導入はとても窮屈で自分らしさを失う制度に他ならなかったのです。
とは言えすぐに会社を辞めてフリーランスになれるかというと、もちろんそんな簡単なものではありません。
ずっと我慢のサラリーマン生活が続き、その結果うつ病を発症し、休職と復職を繰り返し、最終的には退職を決意したのです。
その後、紆余曲折ありましたが、今はうつ病も寛解し、こうしてブログも書きながら健康的なフリーランス生活を送っています。
うつがある程度寛解した頃は、もう一度サラリーマン生活に戻ることも考えましたが、「人と競争する生活は自分には合わない」という教訓もあって、おそらく今後も雇われる形態の職業に着くことはたぶんないと思います。
私が経験したうつとの闘病生活や、うつを克服した方法は下記の記事でまとめていますので、良かったらご覧ください。












フリーランスを1年経験してもまだフリーランスの本当の魅力はわかりませんが、フリーランス生活をとおして自分の中でさまざまな変化がありました。
まずは、何より自信がついたということです。
うつで休職中だった頃は、自己否定ばかりで自己肯定感はかなり低かったのですが、ブログを始めたことで自分に自信が持てるようになりました。
もともとサラリーマン時代は企画職が長かったこともあり、文章を書く機会が多く、知らぬ間にライティングスキルを身につけることができました。
また、広告宣伝やプロモーションの仕事も経験したおかげで、僅かながらデザインのスキルも培いました。
そのスキルや経験を活かせる仕事がブログだったのです。
現状はまだ軌道に乗ったとは言えませんが、スキルや経験を活かせる仕事を始めたことで自分に自信を持てるようになったと思います。
自分に自信がついたことで、とても充実した日々を送れるようにもなりました。
もちろんブログを始めた時点である程度うつ症状は和らいでいましたが、ブログを始めてからはメキメキとうつ症状が改善し、自己評価ですが今ではほぼうつが寛解したと感じています。
ブログを始めたことと直接関係しているかどうかはわかりませんが、ブログを書くことで脳トレ効果が高まったのではないか思います。
自分の考えを人に伝わるように文章にすることは、脳を刺激し脳トレ効果が高いと言われていますが、まさにブログやTwitterは自分の考えや思いを伝える最適な手段と言えるのではないでしょうか。
ブログなどのネットビジネスやTwitterがうつ病と相性が良いという記事も別記事でまとめていますので、良かったらご覧ください。








上記の項目とも関連しますが、サラリーマン時代と比較しストレスが大きく減ったと感じています。
メリットでも書いたように、人間関係の煩わしさからも解放され、何より人と競争しなくなった事で仕事のストレスを感じことが殆どなくなった気がします。
もちろんフリーランスと言えども仕事であることには変わりないので、プレッシャーというストレスはありますが、今のところプラスに作用するプレッシャーだと思っています。
ストレスを減らすことは、うつ改善にもとても大切なことでもあります。
私はブログを始めると同時にTwitterも始めました。
始めた頃は、まだうつ症状が酷かったためあまり利用していませんでした。
昨年末から少しずつうつ症状が改善したこともあって、うつ病の経験を活かしながら、心の健康に関する情報やブログに関する情報をツイートし始めたところ、徐々にフォロワーが増えはじめ、今では約2,700人の方にフォローいただだいています。
ツイッターを通して、心に病を持つ人やブログなどのフリーランスに興味がある人と繋がることができたことがとても励みになり、私にとって大きな財産となりました。
フォロワー数が増えたこと自体はあくまでも副次効果に過ぎませんが、同じような価値観の人と繋がることができたことで、私の人生観も大きく変化したと思います。








私のような駆け出しのフリーランサーが偉そうなことは言えませんが、今の自分なりの思いを書いてみます。
冒頭にも書いたように政府が副業を後押しし始めたことや、コロナで職を失う方が増えた影響もあり、今後ますますフリーランスを目指す方が増えると思います。
また、世の中の仕事のスタイルは、会社に集まって仕事をする「メンバーシップ型」から、得意分野を分業したり、個人のスキルで仕事をする「ジョブ型」の仕事スタイルにシフトし始めています。
フリーランスのセーフティネットも今後は整備が加速していくと思います。
サントリーホールディングスの新浪剛史社長が、45歳定年制が必要という趣旨の発言を行ったことが波紋を呼びましたが、果たして定年は何歳が妥当なのでしょうか。
少なくともそう遠くない将来に終身雇用の時代は終焉を迎え、それぞれが得意分野で仕事をしていく時代になってくるのではないでしょうか。
とは言え、サラリーマンや自営業の方がすべてフリーランスになるのかと言うと、もちろんそういう訳ではありません。
あくまでも選択肢が広がったということであり、サラリーマンや自営業で働くことが良しという時代から、フリーランスで働くのも良しという時代のまさに転換期が今なのだと思います。
つまり働き方の価値観も多様化の時代に入ったとも言えるでしょう。
これからは従来の固定観念に捉われず、自分らしく生活するための仕事スタイルを選択してみるのも良いのではないでしょうか。
私もいつの日かフリーランスとして独立する日を夢見て、これからも精進していきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。