終活はいつから始めるべき?終活の目的とエンディングノートの作り方

終活

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こんにちは、田舎もん坊主です。

既に終活を始めている方もいると思いますが、終活は何歳から始めるべきなのでしょうか。

終活を始めるのに早すぎるということはありません。

なぜなら、終活はモノや資産を整理するという意味もありますが、ライフスタイルを見つめ直すことでもあるからです。

どちらかというと後者の方が終活の本質に近いのではないかと思います。

ですので、これからの人生を心豊かで実り多いものにするためにも、思い立った時が終活の始めどきということです。

田舎もん坊主
田舎もん坊主

終活を始めるのに早いも遅いもないんだ。

「自分はこのままの人生でいいのかなあ」と思った時が始めどきなんだよ。

偉そうなことを書きましたが、私自身も終活の大切さを知ったのは50歳の時でした。

うつ病を患いどん底の生活を経験して、初めてライフスタイルを見直すことの大切さがわかりました。

ライフスタイルを見直したことで、あれほど辛かったうつ症状がおもしろいほど回復し、今では殆ど症状がなくなりました。

それ以降、とても充実したセカンドライフを送っています。

ということで、今回は終活の目的やエンディングノートの作成方法をご紹介します。

断捨離で充実したセカンドライフを送るための具体的方法もご紹介します。

人生に悔いを残さないためにも、なるべく早く終活を始めてみてはいかがでしょうか。

この記事がおすすめの人

  1. 終活に興味のある方
  2. 終活を始めてみたい方
  3. ライフスタイルを見直したい方
  4. 何をどう断捨離していいかわからない方
  5. エンディングノートの作り方を知りたい方


終活は何のためにやるのか

終活に詳しくない方のために、終活の2つの目的をご紹介します。

終活とは、「人生の終わりのための活動」の略で、これまでの人生を振り返り、人生の最期を迎えるにあたってさまざまな準備を行う活動のことです。

誰しも、できることなら周囲に迷惑をかけずに人生を終わらせたいと思うものですが、終活はまさにそのために今からできることを実践していくための活動なのです。

もうひとつの目的は、より自分らしい人生を送るためです。

老後の避けられない問題として、医療や介護、相続、お葬式、お墓などがありますが、いざ直面してから慌てて準備するのではなく、事前に考えて準備しておくことで、老後の不安を解消し、いきいきと充実したセカンドライフを送ることができるのです。

そのための活動がまさに終活であり、終活の最大の目的だと言えます。

まずは自分の気持ちを整理することから

整理

いざ終活を始めようと思っても何から手をつけていいのかわからないかも知れませんが、まずはこれまでの自分の人生を棚卸しして、自分はどのように晩年を迎えたいかについて自分の気持ちを整理することです。

そのために利用するのがエンディングノートですが、エンディングノートは主に以下の内容について自分自身の情報や気持ちを整理することができます。

主なエンディングノートの記載項目
・自分の基本情報(誕生から現在までの自分史や趣味・嗜好など内面的なども)
・財産や資産
・家族や交友関係
・病歴や持病
・医療や介護の考え方
・ペットを飼っている人はペットのこと
・パスワードなどの個人情報
・葬式やお墓の考え方
・所有物や財産
・相続の考え方
・遺族へのメッセージ

これら以外にも自分が大切だと思うことは自由に記載しても構いませんが、日頃からこれらの最低限の項目について「自分はどうしたいのか」といったことを考えておくことが大切です。

エンディングノートを作ってみよう

エンディングノート

自分の気持ちの整理ができたら早速エンディングノートを作ってみましょう。

エンディングノートの様式に決まりはありませんので、自分で一から作成してもいいですし、無料のテンプレートを使うのもいいと思います。

無料のテンプレートは「一般社団法人 終活協議会」が運営するサイトから無料でダウンロードできます。

基本的に記載の項目を埋めていけば、自分なりのエンディングノートを作成することができます。

エンディングノートには、個人情報をはじめ重要な情報が含まれますので、自己責任のもと簡単に見つからない場所に厳重に保管するようにしましょう。

無料のテンプレートは手軽で簡単に作成することができますが、内容を見られてしまうリスクもあります。

その点市販のエンディングノートであれば、記載内容をスクラッチシールで保護したり、預貯金などの重要情報を書き込める「マル秘カード」が付いていたりと安全に作成できるようになっていますので、ある程度本気で作りたい方は市販のものを購入することをおすすめします。

下記の商品は最大限の工夫が施されており、安心して保管できるようになっています。

断捨離で身辺整理をはじめよう

断捨離

エンディングノートを作成したら、あとはその内容に沿って行動を起こすだけです。

具体的には、もしもの時に自分が入りたい介護施設を探したり、お墓がなければお墓を探したりやるべきことはたくさんあります。

中でも一番大切なのは、モノや資産をできるだけ整理しておくことです。

モノや資産が多いと、相続の際の揉め事が増えるばかりか自分自身も生きづらくなってしまいます。

モノや資産にもエネルギーがありますので、モノや資産が多いと意図しない影響を受けてしまう場合があります。

ですので、日頃から可能な限りモノや資産を断捨離するようにしましょう。

不要なモノは思い切って捨てる

当たり前のことですが、不要なモノは早めに処分することが大切です。

本人は必要だと思っても、残された遺族の方にとっては不要なものかも知れません。

もちろんそのモノに財産価値があれば捨てる必要はありませんが、そうでなければ早めに処分しておくほうが良いでしょう。

必要か不要かの判断は、心がときめくかどうかが判断基準です。

断捨離のメリットと具体的方法については下記の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。

資産は寄付をすることも検討

遺族にお金や固定資産などの資産を残してあげることは大切なことですが、必要以上の資産を残すことはマイナスになることもあります。

相続問題もそうですが、時に相続したの人の人生を狂わせてしまうこともあります。

これまで普通の暮らしをしていた人が、相続によって突然大きな資産を持つと、性格が変わってしまったり、人生そのものがおかしくなってしまう可能性もあります。

明石家さんまさんも「財産は全額国に寄付する」と公言し話題になりましたが、本人はその理由について「やっぱり、働く面白さとか、『明日どうしよう』っていうのが絶対楽しいし。親からもらったもので優雅に過ごすと、人として面白くないんじゃないかって思うんですよね、俺はそうだったんで」と明かしています。

もちろん必ずそうすべきとは言いませんが、そういう可能性もあることも踏まえ、資産を寄付することも検討してみるのも良いのではないでしょうか。

終活が上手くいったかどうかは晩年にしかわからない

晩年

ここまで終活のためのエンディングノートの作り方と断捨離の方法をご紹介しましたが、悲しいかな終活が上手くいったかどうかは晩年にしかわからないのです。

もちろん終活によって、老後の不安が解消され、いきいきとしたセカンドライフを送れるようになったのであれば、それはそれで終活の目的を達成したということですが、遺族のためになったかどうかという点では、晩年もしくは死んだ後でないとわからないと思います。

但し、その思いが遺族に伝わるだけでも十分意味があることですし、本人も人生に悔いを残さず晩年を迎えることになるのではないでしょうか。

まとめ

終活は必ずやるべきことではありませんが、やっておいて損はないと思います。

できれば先送りにせずに、思い立ったらなるべく早めに行動を起こすことをおすすめします。

先送りにすればするほど、モヤモヤとした人生を送ることにもなりますし、終活によってもたらされる様々な恩恵は早く始めたほうがより長く受けることができるのです。

皆さんも終活を始めて、いきいきと充実したセカンドライフを送ってみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。