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こんにちは、田舎もん坊主です。
今や生活に欠かせないツールとなったスマートフォン。
写真撮影やメール、SNSからニュース、買い物に至るまで私たちの生活をとても便利にしてくれるツールとなりました。
その影響で日々スマホを使う時間も増え、気がついたら一日の多くの時間をスマホの操作で費やしている方も多いのではないでしょうか。
スマホは生活を便利で豊かにする一方、スマホに依存し過ぎることで心身の不調を訴える方も増えています。
MMD研究所がまとめた「2016年スマホ依存に関する調査」結果を見ると、全体の7割以上が「かなり依存している」または「やや依存している」と答えており、スマホ依存の高さが伺えます。
現在はもう少し高いかも知れませんね。
これらは「スマートフォン症候群」と呼ばれることもあります。
今回はそんな「スマートフォン症候群」のリスクと予防方法についてまとめてみたいと思います。
- スマホ依存を感じている方
- 長引く眼精疲労や首・肩のこりを感じている方
- スマホ症候群を予防したい方
スマホを長時間使い続けると様々な影響や健康リスクが生じます。
代表的な健康リスクを見てみたいと思います。
スマホの画面を見続けることで目は確実にダメージを受けます。
目が疲れると「仕事や家事に集中できない」など日常生活に大きな影響を与えます。
また最近では若い人の間でも「スマホ老眼」が進行していると言われており、スマホの画面を見続けると目の老化も著しく進むこともわかっています。
「画面にピントが合わせづらい」「手元が見にくい」などの自覚症状がある方は「スマホ老眼」かも知れません。
また、次のような症状がある方はスマホが原因の眼精疲労の可能性があります。
- 目の疲れを日々感じる
- 目の奥が痛む、または熱い
- 目がかすむ、目が充血する、目が乾いているように感じ
- 瞼がけいれんする、または重い
- 目がしょぼしょぼする、眩しい
- 頻繁に涙が出る
- 視力の低下
スマホを使う時は、どうしてもうつむきがちになり、肩が丸まってしまいがちです。
うつむいているときは、頭の重さが首に与える負荷は数倍にもなり、首を支えている肩にも大きな負担がかかります。
この状態が長く続くことによって、血流も悪くなり慢性的な首や肩のこりが発生します。
眼精疲労同様、首や肩のこりが続くと日常生活に大きな影響を及ぼします。
スマホを長時間操作すると腱鞘炎を発症する可能性も高くなります。
腱鞘炎とは、指の「腱鞘」が何らかの原因で厚くなったり硬くなったりして、結果的に指の炎症が起こって腫れや痛みが発症する病気です。
腱鞘炎が進行すると、「ドケルバン病」と呼ばれる症状が出てくることもあります。
「ドケルバン病」とは腱鞘炎の一種で、親指を伸縮する働きをする腱が、それらを包んでいる腱鞘との間に炎症を起こして発症すると言われています。
スマホの長時間利用の健康リスクは身体だけではありません。
精神的にも大きな影響を及ぼします。
スマホの長時間利用は、自律神経が集中する首を圧迫し、副交感神経の働きを阻害していまいます。
この結果上記のような特徴的な身体症状の他、倦怠感や食欲不振、不眠などの症状を引き起こすこともあります。
こういった状況が長く続くと精神的にも悪影響が出て、うつ症状を招く場合もあるのです。
このようにスマホの長時間利用には様々な健康リスクを伴います。
既に症状がある方は、一時的にスマホの利用をやめるなどして、症状の緩和に努めるようにしましょう。
スマホの長時間利用が心身に悪い影響があることはわかっていても、今や生活の必需品となったスマホを使わずに生活することは困難と言えるでしょう。
完全に遮断することは難しくても、極力使う時間を短くしたり、利用方法を工夫することである程度「スマートフォン症候群」を回避することはできます。
ここでは「スマートフォン症候群」の回避方法をまとめてみたいと思います。
パソコンやタブレットなども同じですが、まずは連続して長時間使わないように心掛けることが大切です。
30分以上使ったら休憩を挟むなど自分なりにルール化するのがおすすめです。
また、休憩の際に軽くストレッチするのも良いと言われています。
できれば週に1回か2回程度、スマホを使わない日を作るのも良いと思います。
1日が難しければ日中だけとか夜だけでも構いませんので、意識してやってみるのがおすすめです。
私も週1回は日中スマホを使わないようにしていますが、これだけでかなりスッキリしますし、その後スマホを使う際は新鮮な気分で使うことができます。
最近ではスマホの使用時間も簡単に確認できますので、週単位で使用時間を比較するなどして使い過ぎをチェックしてみるのも良いと思います。
画面をのぞき込むような姿勢は良くありません。
机などの前でスマホの保持が楽にできる形にし、極端に目線が低くならないよう使用するのがおすすめです。
また、電車やバスなどの車内は画面が揺れるため、スマホの使用はなるべく控えた方が良いと言えます。
どうしても使用する場合は、肘を固定するなどして目線が下にならないようにしましょう。
また、画面設定をダークモードにしておくこともおすすめします。
ダークモードはブルーライトの影響を受けにくく、眼精疲労になりにくい効果があります。
大き過ぎるスマホを利用している人は注意が必要です。
自分の手のサイズに合ったものを選ぶようにましょう。
大き過ぎるスマホは、親指を不自然な形で動かしてしまうことになり、ホールドするにも余分な力がかかってしまうこともあります。
デザインや機能も大切ですが、サイズは自分に合ったものを選ぶことも重要なポイントです。
スマホは使い過ぎにさえ注意すれば、とても便利で生活を豊かにしてくれます。
いくら便利でも心や身体が不調になっては元も子もありません。
スマホの長時間利用のリスクをしっかりと理解した上で、スマホ症候群を予防しつつ、健康で豊かなスマホ生活を送りたいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。