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こんにちは、田舎もん坊主です。
「できればストレスは無いに越したことはない」皆さんそう思っているのではないでしょうか?
もちろん私もなるべくストレスを遠ざけるよう日頃から意識して暮らしています。
でも『良いストレス』があるとすればどうでしょうか?
俄には信じられないかも知れませんが、世の中には心や身体の健康にも良いと言われるストレスがあるのです。
『良いストレス』は若返りなどの健康効果が期待できます。
『悪いストレス』を遠ざけ、『良いストレス』を味方につけることが、これからの時代を賢く生きる術なのかも知れません。
今回は「良いストレスとはどのようなストレスなのか」「どうすれば良いストレスになるのか」について書いてみたいと思います。
ストレスが心と身体に悪影響を及ぼすということは、皆さんもご存知だと思いますが、改めてストレスがもたらす悪影響について整理してみます。
一般的に言われるストレスとは、人間関係や経済問題など取り巻く環境が原因となる怒りや不安、恐怖などの感情に起因するものです。
嫌いな上司や友人と顔を合わせなければならなかったり、経済的に不安定で将来が見えなかったり、最近ではコロナの感染拡大で巣ごもり生活が続いたりと、我慢することが心や身体を蝕み、結果ストレスを蓄積することになります。
ストレスが溜まると、自律神経が乱れがちになり、心と身体に様々な悪影響を及ぼします。
具体的には次のような症状が現れることがあります。
- 疲れやすくなる
- 倦怠感が続く
- 病気でもないのに身体の不調が続く
- 肌が荒れる
- 不眠症状が続く
- 集中力が落ちる
- 心が不安定になる
ストレスはコルチゾールというホルモンの量を増やし、それが原因で脳から神経ペプチドの一種である「サブスタンスP」を生成します。
この物質は体内に炎症を起こす働きがあり、脳や肌、臓器をじわじわと蝕むようになり、このような症状を引き起こすと言われています。
ストレスを溜めないようにするには、日頃から我慢や無理をしないように心掛け、適度にストレスを発散することが大切です。
特に春は新生活によって生活環境が変化しますので、ストレスが溜まりやすい季節とも言われますので注意が必要です。
春の新生活に潜む健康リスクと予防法については下記の記事でまとめていますのであわせてご覧ください。
このようにストレスは心と身体に悪影響を及ぼすということは広く知られています。
では『良いストレス』とはどのようなストレスなのでしょうか。
皆さんは次のような経験をしたことはないでしょうか。
- ダイエットを始めたけど思うように痩せない
- 通信講座を始めてみたけど時間の確保や勉強が大変
- マラソンを始めたけどタイムが伸びない
- 脱サラして起業をしたはいいけど上手くいかない
このように新しいことに挑戦すると様々な壁にぶち当たり、疲労感や挫折感といった形でストレスを感じることがあります。
人間の脳は、新しい事を始めたり生活に変化が生じると不快感を与えるようにデザインされているらしいのです。
心理学者のアンダース・エリクソンは、スポーツや音楽の世界で成果をあげた一流プレイヤーに調査を行った結果を次のようにまとめています。
物事を上達させるためには快適な場所から出なければならない。いくら得意な曲を演奏しても練習にはならないし、すでに習熟したテクニックでプログラムを書いてもスキルは改善しない。上達のためには最大限の努力が必要であり、それゆえにひどい不愉快さをもたらす
心と身体は、できるだけエネルギーを節約するようにできており、新しいことに挑戦することで起こる変化に対しては不愉快さや苦痛などのストレスを与えるようにできているのです。
実はこのストレスこそが『良いストレス』の正体なのです。
新しいことに挑戦することで生まれるストレスをプラスの作用に変えることができれば『良いストレス』になるというわけです。
アスリートや芸術家などは常に新しいことに挑戦し続けています。
それによって前述したようなストレスを常に浴び続けています。
それでも彼らはとても生き生きしているように見えますよね。
彼らは挑戦することで生まれるストレスを『良いストレス』に変える自分なりの方法を実践しているのです。
ではどのようにすれば『良いストレス』に変えることができるのでしょうか。
私が心掛けてる実践方法を紹介させていただきます。
まずはストレスの原因を知ることが大切です。
ただ漠然とストレスを感じていてもストレスは解消されません。
「なぜ今ストレスを感じているのか」を知ることが第一歩になります。
例えば「成果が出ない原因」や「失敗した原因」を考えてみることがストレスの原因を知ることに繋がります。
次に大切なのが目標を立てることです。
「成果が出ない原因」や「失敗した原因」がわかれば、次の目標を立てやすくなります。
「このように工夫すれば成果が上がるのではないか」や「こうすれば成功するのではないか」という仮説と次の目標を立てることが大切です。
目標は達成期間や成果などをより具体的に立てることをおすすめします。
そうすることで、頑張ろうというモチベーションも上がりやすくなります。
次は目標に向かって具体的に行動してみることです。
闇雲に行動するのではなく、目標があれば行動しやすくなり、成果も感じやすくなります。
行動することで、前述した疲れや悪いストレスが蓄積されることがありますが、しっかり休養したりストレスを発散することも忘れないようにしましょう。
最後は行動してみた結果を振り返ってみることです。
果たして成果はあったのか、思うような成果が出なかった場合はどこが悪かったのかをしっかり振り返ることが大切です。
そしてまた目標を見直したり、新たな目標を立てれば良いのです。
行動を振り返る時は、良かった点や悪かった点をより詳細に振り返ると次の目標設定や行動に繋がりやすいと思います。
このように自分自身の行動をコントロールしながらPDCA(プラン・ドゥ・チェック、アクション)のサイクルを回すことがとても大切です。
新しいことに挑戦するということは、成功のシナリオを知らないということです。
もちろん成功者の経験を参考にすることも大事ですが、自分で試行錯誤しながら小さな成功体験を積んでいくことこそが、脳にとって程良い刺激になり、不愉快さや苦痛といったストレスを軽減し、ストレスを『良いストレス』に変えることができるのだと思います。
また、『良いストレス』は若返り効果があるとも言われています。
脳トレが老化予防や若返り、認知症予防に効果があると言われていますが、まさに新しいことに挑戦することは脳トレそのものなのかも知れません。
脳トレの効果やおすすめの脳トレ法は下記の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
いくつになっても、新しいことに挑戦し続けている人はとても輝いてます。
変化を恐れず、常に新しいことに挑戦し進化し続けることが若返りの秘訣と言えるのかも知れませんね。
私はアラフィフの歳になってブログやTwitterを始めてみました。
もちろん大変なことも多いですが、新たな仲間や繋がりもでき、とても充実した生活を送っています。
Twitterに至っては、僅か1ヶ月程で1000人以上のフォロワーさんと繋がることができ、その運用方法を下記の記事でまとめさせていただきました。
これから歳を重ねても前向きにいろんなことに挑戦しながら進化し続けたいと思っています。
但し、無理をすることは逆効果になりますので、あくまでも自分のペースで一歩一歩着実に実践していくのが肝要かと思います。
今回は「良いストレスとは何か」「どうすれば良いストレスになるのか」について書いてみました。
『悪いストレス』は老いを加速し、『良いストレス』は若返ると言われています。
ストレス過多と言われる現代を健康で心豊かに過ごすためには、『悪いストレス』はなるべく遠ざけながら『良いストレス』を味方につけることが大切なのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。