スローライフとは丁寧に暮らすこと|日頃から気をつけたい時間の上手な使い方

スローライフ

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毎日時間に追われる生活を続けていると、いったい何のためにあくせく働いているんだろうとふと考えてしまうことはありませんか?

特に中高年になり人生の折り返し地点に差し掛かると、このような生活が急に虚しくなることがあります。

  • このままの生活が一生続くのだろうか?
  • もう少しのんびり暮らしてもいいのではないか?
  • 本当はもっとやりたことがあるのではないか?

など、今までの生活やこれからの生活に疑問や不安が生じてしまうのです。

そんな人たちが、セカンドライフとして憧れるのがスローライフという生き方です。

スローライフとは、生活様式に関する思想の一つで明確な定義はありませんが、個人的には丁寧に暮らすことだと思います。

この記事では、丁寧に暮らすためのポイントと日頃から気をつけたい時間の上手な使い方をご紹介します。

この記事がおすすめの人
  • スローライフに関心のある方
  • あくせくした生活を何とかしたい方
  • これまでの生き方を見直したい方
  • 仕事や趣味を楽しみたい方

丁寧な暮らしとは

そもそも丁寧な暮らしとは、どのような暮らしなのでしょうか。

これもスローライフ同様明確なものはありませんが、以下の3つが大切ではないかと思います。

  1. 自分に正直に生きる
  2. 時間を大切に使う
  3. 仕事や趣味を楽しむ

スローライフは田舎暮らしだけじゃない

スローライフは、時間に追われることなくのびのびと自分らしく暮らす生き方や価値観です。

働きすぎといわれる現代社会への疑問から生まれた考え方だと言えます。

明確な定義があるわけでなく、その人の暮らす環境やそれまでの人生経験などによってもそのスタイルは変わってきます。

スローライフは田舎暮らしじゃないとできないと思う方もいるかも知れませんが、決してそうではありません。

都会暮らしであっても、工夫次第でスローライフを送ることは可能です。

  • できるだけ自然豊かな環境に住む
  • リモートワークができる仕事を選ぶ
  • 時間に追われない暮らしをする

などができれば、たとえ都会であっても田舎とさほど変わらない暮らしができるはずです。

実際に平日は都会暮らし、週末は田舎暮らしといった二拠点生活を送る人も増えていますし、コロナの感染拡大をきっかけに仕事を見直す人も多くなっています。

現実は難しいスローライフ

とはいえ、すでに馴染んだ住環境や仕事、生活スタイルを変えるのはそう簡単なことではありません。

これまでの生活をスローライフに変えるには、覚悟と勇気が必要です。

また、これまでの生活スタイルを変える際は相応のリスクもあります。

例えば、引っ越しするとなれば引っ越し費用や家賃の問題があるでしょうし、万が一仕事を変えるとなると収入の不安もつきまといます。

ほかにも、時間の使い方を変える場合は、これまでの友達関係を見直す必要があるかも知れませんし、場合によっては家族との距離感も考えないといけないかも知れません。

このようにリスクや課題も多いということも忘れないでおきましょう。

何気ない習慣で生活スタイルは変わる

いざスローライフをはじめようとしたけど、現実はそう簡単ではないことに気づき、挫折してしまったという方も多いと思います。

住環境や仕事など見た目のスタイルだけにこだわりすぎると、なかなか上手くいきません。

スローライフは生き方そのものであり、その人の価値観でもあります。

住環境や仕事を変えれば生活は一変しますが、何気ない習慣で少しずつ生き方や価値観を変えることもできます。

冒頭にもご紹介しましたが、スローライフはのんびり丁寧に暮らすことがポイントです。

  1. 自分に正直に生きる
  2. 時間を大切に使う
  3. 仕事や趣味を楽しむ

この3つを普段の生活の中で心がけ、習慣にすることができれば少しずつ生活スタイルが変わってきます。

  • 自分はこんなことが好きだったんだ
  • いつも見ていた景色はこんなにキレイだったんだ
  • この食材はこんなに美味しいんだ

など新たな気づきがふえることで、きっと価値観や言動が変わりはじめると思います。

その結果、思いどおりの生活スタイルが実現できるようになるのです。

今日からはじめるスローライフ

ここからは、仕事や趣味時間を上手に使ってスローライフを送るための具体的方法をご紹介します。

いわば丁寧に暮らすための極意ですので、是非日常生活に取り入れてみてください。

時間にメリハリをつける

仕事にも余暇にも言えることですが、時間にメリハリをつけることが大切です。

これは時間に追われるという意味ではなく、何ごともダラダラと惰性でやらいないということです。

仕事も趣味も一区切りを意識する方は多いと思いますが、予めこの辺で止めておこうとうポイントを決めておくと目標も明確になり、時間にメリハリをつけることができます。

できれば少し物足りないくらいでやめておいた方が、次に始める時のモチベーションを維持しやすい傾向があります。

その日の体調やモチベーションも考慮し、こまめな休憩をとりながら行動するようにしてください。

時間にメリハリをつければ、時間に余裕も生まれ、思考力や集中力も向上することになります。

あえて時間をかける

特に仕事では効率性を求められますが、あえて時間をかけてやってみるのもいいと思います。

一見非効率のように感じますが、時間をかけることで丁寧な作業ができるので、結果的に質の高い作業となり生産性も向上します。

理由は、思考力や集中力がアップし手戻りなどの無駄な時間を削減できるからです。

他にも日常生活で時間をかけた方がいいことはたくさんあります。

  • 時間をかけて料理をつくる
  • 時間をかけて食事をする
  • 時間をかけて歯磨きをする
  • 時間をかけて入浴する

これらを続けていると、いろいろなことに気づくようになります。

例えば、「このレシピにはこういう調理器具があるといいかも」だとか「この歯ブラシは磨きにくいから次回は毛先の丸いものに変えよう」とか、急いでいるときには気づかないことに気づくようになります。

その気づきが生活の質の向上につながり、好循環が生まれるようになるのです。

早寝早起きをする

早寝早起きはスローライフには欠かせない習慣です。

早起きをすると一日の時間がとても長く感じられ、時間や気持ちにゆとりが生まれます。

時間がなくてできない作業は、できるだけ朝のうちに片付けるのがおすすめです。

特に朝の時間は脳がリフレッシュされているので、集中力が必要な作業に向いています。

仕事の段取りをしたり予習をするには最適の時間です。

できればインプットするだけでなく、ノートやパソコンに書き出すなどアウトプットするのがいいと思います。

アウトプットすることで頭が整理され、忘れにくくなります。

朝のうちにやるべきことを片付ける習慣が身につくと、夜の時間は好きなことができるようになります。

週末にやってみたいことや、これからチャレンジしてみたいことなど自分がワクワクすることに思いを馳せてみるのもいいのではないでしょうか。

早寝早起きのメリットは、下記の記事を参考にしてください。

あえてアナログを楽しむ

現代社会はデジタルなモノやサービスで溢れています。

スマホにパソコン、SUICAやキャッシュレス決済、WiFiに5Gなどデジタルを利用しない日はありません。

もちろんデジタル社会の恩恵はとても大きいのですが、弊害もたくさんあります。

  • 情報が溢れていて、どの情報を信じていいかわからない
  • SNSなどでの誹謗中傷が多い
  • サービスが多様化してよくわからない
  • 直接的なコミュニケーションが少なくなる
  • 眼精疲労や肩こりを起こしやすい

すべてには光の部分と陰の部分があるように、デジタル社会にもメリットとデメリットがあるのです。

いくら便利だからと言ってデジタル社会に洗脳されてしまうと、そのうち心身が疲弊してしまいます。

特にスローライフの観点からいえば、スピードや効率重視のデジタル社会は、ゆとりや丁寧さを阻害する原因になりかねません。

出勤前や就寝前はなるべくスマホを触らず、あえて読書をしたり散歩をするなどアナログ的な行動を心がけるようにしましょう。

できれば週末などの休日には、丸一日か半日はデジタルなモノやサービスに一切触れないデジタルオフ生活に挑戦してみるのもいいと思います。

自然とふれあう

毎日できるだけ自然にふれあうことを意識すると、癒し効果も高まりますし心も落ち着きます。

心にもゆとりが生まれ、時間がゆっくり過ぎるのが実感できると思います。

特におすすめなのが、定期的なウォーキングと森林浴です。

ウォーキングはセロトニンやメラトニンの生成を促し、幸福を感じやすくなったり、体内時計を調整してくれる働きもあります。

結果、心身のバランスが良くなり、質の高い睡眠をとることもできるようになります。

ウォーキングはスローライフには欠かせないワークです。

一方、森林浴には五感を刺激する特別な癒し効果があるといわれています。

特に新緑の緑には安らぎや癒しの効果があり、眼や心の疲れを癒してくれます。

週末はできるだけ近所の公園などを散歩するようにしましょう。

忙しくてなかなか外に出られないという方は、部屋に観葉植物を置くだけでも癒し効果があります。

ボーッと眺めるだけでも心にゆとりが生まれますので、是非観葉植物もうまく活用してください。

自分の言動を俯瞰してみる

忙しい毎日を送っていると、本当にやりたいことや今の行動の目的すら見失ってしまいます。

作業が一段落した時や休憩時間などを使って、今進めている作業の目的や意味を考えてみるといいと思います。

できるだけ高い視点で自分を俯瞰すると、より自分の役割が明確になり、不思議と改善点や新しいアイデアが浮かんできます。

サラリーマンであれば、上司や社長の立場で自分の仕事が誰の役に立つのかを考えてみるのもいいと思います。

また、自分が今やっていることは家族の一員や社会人としてにどういう意味があるのか、もっと言えば人間として何の意味があるのかを考えてみるのも面白いと思います。

どうして自分を俯瞰することがスローライフにつながるかというと、自分の人生の目的や意味が何となくわかるようになるからです。

人生の目的や意味がわかってくると、何事も焦る必要がないことに気づきます。

焦ることは自分を追い込むことになるだけなので、何の得もありません。

焦ることが少なくなると、知らず知らずのうちにスローライフが始まっているのではないかと思います。

まとめ

今回は、丁寧に暮らすためのポイントと日頃から気をつけたい時間の上手な使い方をご紹介しました。

どうしても忙しい日が続くと、自分のことは後回しにしたり、心の余裕がなくなってきます。

そんな時は一日少しの時間でもいいので、自分と向き合う時間を作って欲しいと思います。

自分と向き合うことで、自分に正直に生きることができるようになり、時間の大切さもわかるようになります。

そして仕事や趣味も自分らしく楽しむことができるようになれば、スローライフを一層満喫できるようになると思います。